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【本】『「ひきこもり国家」日本』変わっていく世の中とともに、変化できる自分でいたい。

高城剛さんの本『「ひきこもり国家」日本』を読みました。

高城 剛 ひきこもり国家

借りたきっかけは、ブロガーオフ会の参加者さんとのおしゃべり

高城さんといえば、ユニークな帽子をかぶったおじさま。ハイパーメディアクリエーターという肩書の、お仕事を楽しんでそうな方だなあというイメージで、著書を読んだことはありませんでした。

そんなワタシが読んだきっかけは、先日のブログ勉強会。参加者のmaggyさんとお話したときに出てきたのが、高城さんとブロガーちきりんさんのお名前でした。お二人とも、本を読んだことがなかったので、図書館サービスで検索し、「ひきこもり」という単語が気になってこちらの本を図書館で借りてみました。

姫姉様のブログ勉強会に参加してきました。どの方もユニークで面白かった! - 我が家の日記

「資本主義」や「格差社会」「国家破産」といった、先日読んだ苫米地さんの本のテーマと重なる部分があり、考え方の違いや、逆に同じことを書かれていたりして、楽しく(?)読了♪

グローバル化とは?

本のサブタイトルは、「なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか」。高城さんは、グローバル化について次のように書かれています。 

飛行機の誕生・普及を経て、柔軟な換金システムとインターネットを手に入れた今、世界のグローバル化は一気に加速し始めている。土地や領土によって規定され、自分を取り巻く社会の単位であった国の意識が薄らいで、地球という、より上位の社会に皆が自分を置き始めるようになってきたのだ。地理的要因を国際関係のあらゆる事象の原因としていた世界が変質していく。これこそが、グローバリゼーションだと僕は考えている。

これまで地理的な条件が一番だったことがらが、飛行機と換金システム、インターネットが生まれたことで変わってきたということ。たしかに、飛行機なしで日本から海外にいくことを考えると、気が遠くなります…。いまは、時間とお金があれば大体どこへでも行ける。地理的要因が重要じゃなくなってきたということが、グローバル化とのこと。

資本主義VSイスラム教

もともとイスラム教では利子をとることは禁止されている。にもかかわらず、実際には教義を柔軟に解釈して経済活動をしている国がある。その反動で、教義を守ろうとする原理主義者が生まれ、その一部が目的を果たそうと暴力で暗躍しているそう。

この、資本主義VSイスラム教の対立でおかしなところは、「主義VS宗教」だということ。そもそもの前提が違っているので、たがいに争うところを整理しきれないと書かれています。たしかに! 

情報格差社会の始まり

今後は、お金に一番の価値がある資本主義社会から、情報に一番の価値がある、「情報主義社会」へ変わっていくのではないかと書かれています。

たとえば、ある資産家が上質のじゃがいもを作ったが、市場で売る気はない。それを、別の地域にいる資産家が同じような考えで作った高級ワインと物々交換される。間にお金の仲介はなく、情報だけ。

こうした、情報をうまく扱う情報富裕層と、そうでない人に分かれていくことになるだろうと書かれています。おもしろいのは、この場合の情報には人の義理人情や感情も含まれているということ。その名の通り「情けに報いる」情報だということです。

いざというとき、助けになるのは遠い親戚より近くの他人といいます。普段から、助け合える友人や近所づきあいというのも大事だと感じました。

格差に対抗する情報収集術

当然、世界中のニュースを仕入れることと書かれています。インターネットでニューヨーク・タイムズを読む、国内なら日本経済新聞を読む。我が家は新聞をとっていないので、インターネットで読んでみようかと思います。

とりあえず、これまで日経新聞などのメルマガは登録してもほとんど読むことがなかったワタシ…。Feedly を使って日経などを登録すると、画像もついていい感じです♪ これなら読めるかなあ。iPadだと、さらに読みやすいです。

サバイバル時代に自分を守るための4つのこと

高城さんが考える、自分の身を守るために最低限必要な知識とは。 

 

1.新しい地図を手に入れること。東京、日本の次を考える。

ロシアでは財政危機の際、「ダーチャ」と呼ばれる農地つき別宅が国民の食糧難を救ったといわれるそうです。いま住んでいるところ以外に、頼れる場所があると心強いです。

 

2.英語。とくに、グローバル社会において使われている、第二言語としてのEU英語のこと。日本語は日本でしか使えない、ということばに説得力があります。

 

3.財産の分散。おすすめとして、海外の銀行に口座をひらくことと書かれています。頻繁に海外にいく人にしかできないかもしれませんが、大好きなハワイや台湾に口座を開くのは、単純におもしろそうー。

実際に、台湾で銀行口座をひらいた方の旅行記がありました!

『台湾で銀行口座を作る』 [台北]のブログ・旅行記 by たこし!さん

ハワイでの銀行口座開設についても、検索するとたくさんの情報がありました。結構、海外で開設する方っているのですね。

 

4.職業意識を変えること。これからは、二つ以上の専門知識が必要となるとのこと。カメラマン兼シェフ、カメラマン兼スタイリストの例が載っていましたが、納得。複数のことができる人って重宝されますよね。

 

身近な例でスミマセンが、毎日こどもと見ているテレビ番組に、「えいごであそぼ」という番組があります。出演者のなかに、エリックさんという歌のコーナーを主に担当している方がいるのですが、調べてみると番組の歌の作曲もしているようです。番組制作者としては、出演者としても、作曲家としても働いてくれるエリックさんは助かる存在だろうなと思います。 

えいごであそぼ - キッズワールド NHK Eテレ こどもポータル

変わらないことより、変わらずに同じことを繰り返していることの方がずっと危険。変わっていく世の中とともに、いつまでも変化できる自分でいたいとあらためて思いました。 

本や映画、海外ドラマで毎日を面白くするヒント
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