暑い日が続いています。
少し涼しいかなと思っても、故郷とはちがう湿気の高さにやられている今日この頃。
先日、目標を小さくすることの効果について実感したことがあったのでお伝えします。
目標は高すぎると、現実味がわかない
子育て中ですが、英語のレッスンのお仕事をさせていただいています。
その方が、今年は試験に挑戦したいということで早速受験してみました。結果は、残念ながら目標点数には届かず。
もともと、今後この程度必要になるだろうという高めの点数だったので、初めてのチャレンジでは届かないのは当然なのですが、目標を高く設定していると、その差にガッカリするもの。
わたしも今の点数からその点数まで一気に上げる方法はないと思い、近々の目標点数を低くする提案をさせていただきました。
まずは、年内で〇〇点。この目標に達するために、これこれをあと〇〇点上げましょう、という具合。
目標を小さくすることで、わたしにもその方にとっても、目標がより現実味があるものに、手の届くものに変わり、やる気も上がりました。
夢は大きく、目標は小さく持つ
もし、何の制限もなく、どんなことでもできるとしたら夢は広がります。
わたしの場合は、海外とお仕事できるようになりたい。日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語にイタリア語を、旅行中に困らないレベルで話せるようになりたい。ギリシア語とかもできるようになりたい(笑)。世界各国に別荘を持ちたい(管理が大変そうだけど)など。
夢はいくら大きくても良いと思うのですが、それを現実的な目標と考えてしまうと、そこまでの道のりが遠すぎて、迷子になってしまいます。
道に迷って途方にくれてしまう前に、目標は低く、小さく設定するのが夢(大きな目標)を実現するカギ。
小学校の卒業文集で一流のプロ野球選手になりたい、と書かれたイチロー選手など、子どもの頃から夢がはっきりしている著名人も、最初は小さな目標からクリアしてきたはず。
イチロー選手ほど夢がはっきりしていない場合は、夢自体も変化していく可能性もあります。変化に対応するためにも、目標は小さく見積もることも必要。
子育て中に感じる、「人生は予定通りにいかない」こと
もともとライフハック、効率をあげるための自己啓発門などが好きで、独身の頃はよく勝間和代さんの著書などを買っては目標を立てたりしていました。
そこには、いま振りかえるとちょっと恥ずかしい目標も。年収〇〇万円などど書いていたのが、まったく達成できていません…。
負け惜しみではないけれど、ダンナさんがいて、こどもがいて、みんな健康で。いまのがかなり幸福度が高い状態。
家族と自分が心身ともに健康であれば、本当に幸せ、とも思います。
基本の幸せは得られたけれど、こどもが自立したころには自分自身の自己表現や経済力もつけておきたいもの。
しかーし、いまの自分にはその目標が高いんです。
結婚して、出産して、今年はまさかの「転勤」と「引越し」がありました。
人生は計画通りにいかない、ということをひしひしと実感中。
なお、まだ幼稚園に通っていない我が子からは、起きている間なにかを要求されつづけます。
「うんちしたくなった」
「牛乳飲みたい」
「こっちきて」
「この本読んで」
などなど。
とくに、うちの子は牛乳が好きなので、一日10、20回は牛乳をコップにサーブ(給仕)することを求められます。
こんななか、高い目標をもつなんて、無理じゃーーーーーいと思います(笑)。
夢と目標は環境にあわせて柔軟に変える
わたしの場合、英語が好きで、通訳・翻訳よりは人と接するのが好きなので、いつか通訳案内士の資格がとれたらいいなあ、という漠然とした夢があります。
そして、英検一級をとると通訳案内士の試験が一部免除になるので、英検一級もとりたい。さらに、英検一級にはまだまだ実力が足りないので、まずはTOEIC900点をとる。これがいま、何となく考えている目標です。
5月に受けたTOEICの結果が850点。ここまで来ると、ちょっと現実味のある目標に変わってきます。
TOEICはまた10月に受験する予定。
それまでは、毎日なんとなく海外ドラマをみたり、体力づくりにスクワットをしたり、試験日が近づいてきたらTOEICの公式問題集などでちょっと勉強しようかというのが、小さな目標。
子育てしながらの毎日では、わたしの場合ですがこれが精いっぱい。
ついつい目標は高く設定しがちだけど、環境によってはそれが逆につらくなり、重荷になってしまうことも。
そうならないために、目標は環境にあわせてどんどん変えていきたい。
今日は、わたしの想いをつらつらと書いてしまいましたが、どなたかに共感いただけると嬉しいです。
夢は大きく、目標は低く。
たいへんなときは、思いきり自分を甘やかしましょう。
▼日常の小さなことを喜ぶのも、大切なこと。