少し前に、図書館で借りてみた、元米副大統領アル・ゴア主演のドキュメンタリー映画です。第79回アカデミー賞で2部門受賞しています。
美しいこの自然を子どもたちに残したい
もともと田舎の農場で育った彼は、自然と環境問題に目が向いていくのですが、ライフワークとして続けていこうと決意されたのは、息子さんが交通事故にあわれたことがきっかけのようです。
絶え間なく変化している、この自然の美しさを子ども達に残したい。子どもを持つと、特に感じる思いなのかもしれません。
本編では、めぐるましく、このまま気温の上昇が続くと起こりうる自然現象が、ゴア氏の講演会のスクリーンに映し出されます。氷河が干上がってしまったり、海底の流れが変わって北極の氷が解けてしまったり。
大都市が水没する
個人的に、これはまずいなと思ったのは、ニューヨークや東京など、様々な大都市が水没してしまうこと。純粋に、その土地では働くことも生きることもできなくなってしまいます。
以前、北極か南極だったか、深く掘って採取した氷を調べて、過去の気温の変化を研究している方の講演会を聞きにいったことがありました。その方は、今の研究は、恐竜のしっぽだけを見ているような感じで、長い地球の歴史上では今のような気温上昇があったかどうか、今の状態が特殊なのかどうかはまだわからない、とお話しされていました。
二酸化炭素と気温の上昇はマッチしている
環境問題には詳しくありませんが、こちらのDVDでは、二酸化炭素と気温の上昇が見事にマッチしており、その上昇も過去に類をみないものだと話されています。なお、気温の上昇に100%異論を唱える学術論文というのも、実はないようです。
難しい内容でしたが、見てよかったよ思える内容でした。
ちなみに、大学生の頃に一年留学した先で、ゴア氏の選挙演説を聞きにいったことがあります。内容はよく聞き取れませんでしたが、お祭り騒ぎのような盛り上がりで、日本とは違うなあと感じたのをよく覚えています。
もしゴアが大統領になっていたら、どのような現在になっていたのかなあ。
真実を知りたいという方、おすすめです。
身近でできることが知りたい!