これまでの方法で英語が上達したと感じられない方に、おすすめの一冊です。
これまでの英語学習法は、逆に勉強をさまたげる
こちらの本に、英単語や英文はほぼ書かれていません。それでも、画期的な内容だと思いました。というのは、著者の専門である脳機能学の視点から、英語学習について書かれているからです。
まず、言語習得について。「クリティカル・エイジ」と呼ばれる脳の学習限界年齢(言語については、生後から8~13歳くらいまで)はあるけれど、それを超えても英語を話すことはできるということ。大人になってから外国語を習得するには、新たな言語空間を脳につくることが必要となるようです。
そのため、外国語を習得すると二重人格になります^^
苫米地さんは、小学校は日本、中学校は半分アメリカで過ごし、大学と大学院、学者としてはほとんどアメリカ、ビジネスマンとしては大半を日本で過ごされています。なので、英語人格は学生人格であり、日本語人格はビジネスマン人格だと思います、とのこと。
私も、二重人格説については同感!
上の兄姉の影響で、子どものころから洋画や洋楽が好きになり、学生時代はビートルズなど洋楽ばかりを歌っていました。なので、英語を話すときは多少演劇がかかっているというか、軽い、おかしなノリになってしまっているのを自覚しています^^
少し話がそれてしまいましたが、これまでの英語学習法は、脳に新たな言語空間をつくることを妨げているようです。
【絶対にやってはいけない英語勉強法】
- 日本語の説明を聴きながらの勉強
- 英和辞典、和英辞典などを使った勉強
- 各単語の日本語の意味を暗記する勉強
- 英文の音を聴いて日本語の意味を覚える勉強
これらの勉強法は、英語を学んでいるのではなくて、英語について学んでいるだけ。日本語の説明を聴きながらの勉強は、英語モードになりきれないので、英語が使えるようにはならないのです。なるほどー、納得です!
こちらの本を読んで、すでに和英・英和辞典は家になかったので、中国語の辞書をリサイクル袋に入れました^^
文章には意味はなく、その状況にある
ある英語の文章の意味は文中にはなく、意味は会話がなされた状況にあるとのこと。なので、文章だけを切り取って翻訳させる日本の英語教育は、英語を使えるようにはなりません。たしかに、会話の意味を理解するには、その人間関係や話の前後を知っていないとできません。
また、こちらの本で一番印象に残った、「文法はいまだに解明されていない」ということ。私たちは、学校や参考書に書かれている文法が絶対だと思いがちですが、それは間違い。日本語でも、日々変化して辞書が書き換えられているくらいです。英語も同じで、私たちは文法ではなく、ネイティブスピーカーたちの言語運用を習得すべきなのです。
赤ちゃんと同じように学ぶ
赤ちゃんは、文法を学んで話せるようになるわけではありません。(夜中にこっそり本を読んで勉強していたらコワイ…。)
赤ちゃんは、お父さんお母さんのことばを聴いて話せるようになる。それと同じように、まずは音から学びます。音から学び、次を予想すること。臨場感を感じて学ぶことが大事です。
【英語脳をつくるのに最適な教材】
- 海外ドラマ
- テレビで二か国語放映されているものを英語で聴く
- 海外のiTune Store で海外ドラマをダウンロードする
- 海外ドラマのDVD
臨場感を感じて勉強するには、音だけではなく画像もあると良し。そして、映画はちゃんと見ていないとストーリーがわからなくなるので、少し目を離してもわかるドラマがよいそうです。
『セックス・アンド・ザ・シティー』のドラマがわかりやすかったのも、こういう理由があったのですね^^
英語は英語で学ぼう!
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