古いものや、木や布など自然に還るものが好きです。北海道には少ない、日本家屋にも憧れます。
お正月につかった器は、買ったものではなくお下がり
先日、お正月気分を盛りあげるために、お重を料理の盛り付けに使ったという記事を書きました。
►お正月の雰囲気を味わう。いつもの料理を、お重に盛り付けてみました。 - 我が家の日記
盛りつけに使ったお重は、近所の方からいただいたもの。じつは、お下がりです。
いつも挨拶してくださったご近所のおじいちゃん、その方のお家からいただいたお重
ご近所に、いつもお会いすると手をあげて挨拶してくださる推定90歳以上のおじいさまがいました。こちらに引っ越してきたばかりの頃は、それが嬉しくてありがたくて、お会いするのが楽しみに。声があまり出ないご様子なので、ほとんどお話しをすることがありませんでしたが、手をあげて挨拶するというスタイルがなんとも爽やかな方でした。
ある晩、その方の家の前に救急車がきました。嫌な予感はあたり、救急車で運ばれたその方は入院先でお亡くなりになったそうです…。奥さまもすでにその家には住んでいらっしゃらなかったので、家の手入れを以前からされていたご近所の方が購入し、引き取ることになったそう。
このことは、家のなかのものを出し掃除をされているときに詳しくうかがいました。手入れをされていたご近所の方も知っていたので、お話しをしているうちに、何か欲しいものがあれば持っていって良いということに。そうしていただいたのが、真新しい箱に入ったお重でした。
いただきもの、お下がりもを上手につかって暮らすお手本
家具などは新しく購入して使うことが多いと思いますが、憧れるのは古いものでよいものを上手くつかうこと。骨董市なんかも興味があります。
古いものを上手につかって素敵なお部屋をつくられている方のブログ。お子さんの作品や、海で見つけたものを額縁にいれて飾ったり、センスがとても素敵で憧れます♪ お子さんの成長や、お弁当の記事もステキです。
►修理・リフォーム :: 小さな生活|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
ここ北海道は新しく開拓された土地だからか、歴史のあるものや古いものがあまりありません。昔ながらの日本家屋もないし、古い和箪笥などもあまり見かけません。そのせいなのか、日本らしいものや古い和物に憧れがあります。
歴史を感じられる北海道開拓の村、子どもの頃から大好きです。
今年こそは、骨董市にもいってみたい。
歴史を感じられるもの、良い思い出のあるものと一緒に暮らしたい
お重を取り出すと、亡くなったご近所の方の、手をあげて挨拶してくださる優しい姿がうかびます。そんなふうに、一緒に暮らすものはよい思い出のあるものがあると嬉しい。そして、そんな思い出や歴史を感じられるものが、これからも増えるといいなと思います。
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