驚きのラストに思わず唸ってしまう映画
引っ越し後、少し落ち着いてきたのでAmazonプライムでの映画・ドラマ鑑賞を再開しました。気がのらない夕食のお片づけなどが、こちらのおかげで進みます^^
今日は、そのなかで唸るほどラストが強烈な作品があったのでご紹介したいと思います。
その作品は、『鑑定士と顔のない依頼人』。ジャンルはミステリーらしいです。
あらすじ
簡単にいうと、女性が苦手でずっと独身を通してきた初老の美術鑑定士が、ある不思議な依頼人と出会うことで運命が変わっていくというお話し。依頼人が若い女性というところがポイント。
そんないい話ってある!?
ここまではネタバレにはならないと思うのですが、初老の主人公は謎の依頼人(若い女性)と親密な関係になっていきます。でも、そんないい話ってある?
監督が、心温まる名作『ニュー・シネマ・パラダイス』を撮ったジュゼッペ・トルナトーレ監督なので、趣のあるラブロマンスなのかなあと思っていたら見事に騙されました^^
ラストの意味は…?
物語は一見ハッピーエンドに向かうように見えるのですが、ときどき感じる不穏な雰囲気…。ここからネタバレに入るので、まだ見ていない方は見てからご覧ください^^
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そうです。
そんないい話ってないよねーという予感が的中。
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だって、初老の独身男性に、あんな若くて美しい女性がねえ...!?
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ネタバレです。
結論としては、長年のビジネスパートナーが恨みによりすべてをでっち上げた虚構ということ。謎の美しい依頼主も偽物でした。
ただ、人生をかけて集めた美人画のコレクションを盗まれた後、いったん主人公は腑抜けたようになるのですが、何かの郵便物を受け取ってからリハビリに励み、前に恋人が話していた場所に向かいます。
そこで彼は「連れを待っている」といったセリフを言うのですが、それは演技をしていたはずの恋人から連絡があったから!?
そこで映画が終わってしまうので真相はわからないのですが、もしかしたらバッドエンドの後の「逆転ハッピーエンド」なのかもしれないと思いました。
作品のなかに出てくる美術品、美しい依頼人、コレクションの美人画、そして美しい音楽。とくに、パッケージの背景にもなっている秘密の部屋の場面には圧倒されます。物語は不穏な雰囲気だけれど、美術品を眺めるように味わいある作品です。
美しいミステリーを観たい人におすすめ!
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