皆さん、こんにちは!
すっかり梅雨らしくなりましたがお元気ですか?
私の方は、ここ数日間少し落ち込んでいました。
故郷からの悲しい知らせ
理由はいくつかあったのですが、
そのうちの一つが、
友だちが亡くなったという
知らせをうけたことでした。
亡くなった友だちとは同い年で、
共通項もあり、
年賀状をやりとりする間柄で
今もまだ信じられません。
つらくて怖くて、
知らせを聞いた二日目の夜は
寝ることができないくらいでした。
人との多様なつながり
そんなときに思い出したのが、
ニューヨークライフバランス研究所で学んだ
幸せな人に共通することは
「良いつながりがあること」というお話しです。
良いつながりがあること=幸せ
ではないのですが、
人とのつながりは、健康や幸せに対して影響が
大きいことが分かってきています。
▽こちらの研究では、
社会的な交流のある人は、
早期死亡リスクが50%低下することが
分かったそう
早期死亡リスクは2倍? 「孤独」をあなどってはいけない | Business Insider Japan
また、上の研究では
それまでの既婚か未婚かなどの
シンプルな基準だけではなく
多様な対人関係が考えられていることも
重要だったようです。
私自身も、
週末は習いごとの実地研修があり
同じグループの人と一緒に発表できたのが
とても嬉しくて幸せで、
翌日の英語のレッスンでは
物理的に離れていても
オンラインで会える幸せ、
レッスンを喜んでいただける幸せを
感じていました。
(英語では私が先生ですが、
ビジネスや人との付き合い方などは
本当に学ばせていただいています!)
コロナで人とのつながりをもつのが
なかなか難しいときですが、
昔の友だちや遠くにいる友だちと
LINEでも、ハガキのやり取りでも、
近所のスーパーのレジの方との
軽いやりとりでも、
オンラインイベントへの参加でも、
何かしら多様な人とのつながりを
もっていることが健康や幸せに
つながると思います。
もし抱えていることがつらすぎるなら、
友だちや家族に話しにくいなら、
専門家を頼ることで心の負担が減ります。
いまならどこにでも心療内科や
メンタルクリニックもあるので、
ぜひ頼ってください。
(私も東京に来てすぐの年に、
お世話になりました!!)
もし最初に行ったところが合わなければ
2件目にも挑戦して
心の健康をあきらめないでほしいです。
病院の人とのつながり、
そんなつながりも多様な対人関係の
一つかと思います。
傷つく心の力
もう一つ書きたかったのは、
「傷つく心の力」。
TEDのスピーチで有名になった
ブレネー・ブラウンさんの言葉です。
▽TEDトーク:傷つく心の力
人がそれぞれ抱えている悩みは
つい自分一人だけのことだと思って
孤独に感じてしまいますが、
誰にでも弱さがあり
その人なりに悩んで傷ついています。
たしかにあなた(私)の悩みは
あなた(私)一人のもので
他の誰も体験できない唯一の経験です。
そんな心の傷つく力について
ブレネーさんはトークの中で、
(略)大事と騒ぎ立てたりせず
ただ立ち止まって こう言うのです
なんて素晴らしいんだろう
この心のもろさを感じてることが
生きていることだから
とお話しされていて
凄いなあ、と思いました…。
悲しい、つらい、しんどい
そんな心のもろさを感じることが
生きている証拠ということ!
あなた(私)の人生はただ一つの人生!
去年読んで、衝撃を受けた本に
『夜と霧』という本があります。
著書のヴィクトール・フランクルは
ユダヤ人の精神学者。
戦争中に強制収容所にいれられ
そして生き延びた人です。
個人的に衝撃的だったのは、
つらくて耐えがたい収容所で
生きる気力をうしない、
「生きていることにもうなんにも期待がもてない」
という仲間たちに対して考えた
フランクルの言葉。
必要なのは、生きる意味についての問いを一八〇度方向転換することだ。
わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、
むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ、
ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。
よく「何のために生きるのか?」
といった質問をみますが、
そうではなくて、
「生きることが私たちに期待することは何か」
のほうが問題であるということ。
人間は苦しみと向き合い、この苦しみに満ちた運命とともに全宇宙にたった一度、
そしてふたつとないあり方で存在しているのだという意識にまで到達しなければならない。
あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない。
生きる理由を考えるよりも、
楽しみや喜び、
つらい経験を含めたすべての経験が
人生を唯一の経験にすることが
大切なのだと
この本から教えてもらいました。
(まだ上手く伝えられませんが…汗)
コンプレックスやつらい体験から
落ち込むこともあるけれど、
それこそが私の人生を
ただひとつの人生にしている。
そう思うと、豊かな人生を
生きている気がしてきます。
ブレネーさんのトークに話をもどすと、
続けてこんな言葉もいっていました。
And the last,
which I think is probably the most important,
is to believe that we're enough.
We’re enough.
(中略)
I’m enough.
そして最後に
もっとも重要だと考えるのは
この自分で良いんだ
と信じることです。
(中略)
この自分で良いんだ
(「私は充分」とかではなく、
「この自分で良いんだ」と
訳した翻訳者さんもステキ!!)
弱くてもろくて
ネガティブな感情のある
自分で良い。
私を含めて、ブレネーさんの
この言葉で救われる人が
世界中に沢山いると思います。
自分の命を奪うということ、
生きるということ。
去年『夜と霧』を読んだときに
ある芸能人の方が亡くなられて、
このことについて書こうとしても
考えがまとまらなくて
書けないままでいました。
幸せの一つの鍵は
多様な人とのつながりがあること、
そして傷つく力は人生を豊かにする。
友だちのご冥福を心から祈りながら、
いま私に関わっている方々や
これから出会う方々が
より幸せになるよう心から願っています。
どうぞ良い一日をお過ごしください!
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