皆さん、こんにちは。
先日、女性(とくに、20~40代の子育て世代)にとって衝撃的な本を2冊読みました。今日はそのうち1冊をご紹介したいと思います。
目次
- 衝撃!でもそうありたい!
- 才能は「好き」からしか開花しない。モテとビジネスについて
- 親にできることは、自分が幸せでいることだけ
- パーフェクト人間には需要なし
- 最初はビックリするけれど、ありえる生き方
- ワークをして、自分自身の人生を振りかえる
- 人生を主体的に生きる、自分を幸せにする
衝撃!でもそうありたい!
一冊目は、『嫌なこと全部やめたらすごかった!』です。
こちらを読んだきっかけは、雑誌か何かで見かけた本書の紹介ページ。
イキイキとされた素敵な著者の写真と、娘さんにはコーン缶(!)を食べさせているというお話しのギャップ(!?)に興味をひかれました。
著者は子育て中の主婦でもあり、会社を経営しているビジネスウーマンでもあります。
なので、育児家事というよりは、どう生きるかについて書かれた本でもあるかと思います。男女に関係なく、読んで損のない本でした。
才能は「好き」からしか開花しない。モテとビジネスについて
冒頭には、モテなかった著者がどうやって理想の男性と結婚し、才能を活かして今の幸せな人生にかわることができたのか、について書かれています。
全体を通して語られるメッセージは、「才能を活かし幸せに生きる」こと。
著者は、モテることばかり考えず、自分のしたいことをしていたら自然とモテるようになったこと。結婚に必死になるより、好きなことをして生き生きとしていた方がモテるのには深く納得。
子育てがはじまってからも、好きな分野に使命感を持ってブログを書いていたら、それがビジネスにつながったと書かれています。
親にできることは、自分が幸せでいることだけ
子育てについては、「どのように育てようが、娘の人生がうまくいっていないときは全部、私のせいになる(略)。自分が幸せにいるくらいしか、親にできることはない。」ということ。
確かに、私自身のことをふりかえると、落ち込んでいるときや上手くいっていないと感じているときは、自分の家族の中での境遇をうらんだり、親のせいにしたりしていました(笑)。反省!
また、「親の愛情を信じられなければ、他人を信じることなんて不可能!」という言葉には、帰省のときに、あらためて親の愛情を確認することができ、救われました。
子どもには何をしてあげられるか、ということに悩みがちですが、まずは親の自分自身が幸せてあることが大事なのだなと感じます。
パーフェクト人間には需要なし
他に心に響いたのは、パーフェクトな人間は必要とされないということ。
ドラえもん映画には、出木杉くんは出てきません。それはパーフェクトな人間は必要とされないから、というエピソードが面白くわかりやすかったです。
たしかに、苦手なことに苦しみながら取り組むよりは、得意な人に協力をお願いする方が、お互い人生が楽しいなと思いました。
最初はビックリするけれど、ありえる生き方
こちらの本を読みながら、著者の勇気を感じました。というのは、料理はしない、家事もしない、子育ても気が向いたときだけ、と一般的には驚かれるような内容を書かれているから。
そこで、ふと思い出したのが、留学時代の友達のお母さんのことです。
東南アジア出身の友人のお母さんは、ビジネス一家をまとめる役として、お手伝いさんをやとい、ごはんはお手伝いさんに作ってもらうか、外食ですますのが普通。家事もほとんどしません。
お手伝いさんが隣の国の方で、おそらく賃金が安いこと。さらに、屋台が普及している国なので、食費が安いことも関係があるのかもしれませんが、母親の役割は家事をすることだけではないと思いました。
日本では、まだ一昔前の主婦のあり方が広まっているために、苦しい思いをしている人が多いと思います。
さらに時代をさかのぼって、私自身の祖母の話をすると、農家だった家の農作業を手伝うため、赤ちゃんは柱にくくりつけ(!)、授乳のときだけ赤ちゃんのところに行ったそうです。
家事や子育てには、時代や国でいろいろな形があります。主婦は子育て、家事だけをする、という考えにしばられなくても良いのかなと感じます。
ワークをして、自分自身の人生を振りかえる
なお、こちらの本には著者からのワークも掲載されています。
例えば、
「本当はやりたくないこと、面倒なことについて書き出す」
「今すぐに笑顔になれそうなことを、10個書き出す」
「使命と仕事を考えてみよう」
「両親は、あなたがどんな女性として育つことを望んでいましたか」
「あなたは、自分の子どもにどんな人生を送ってほしいですか」
など、
普段はあまり考えないことを考える良い機会になりました。
人生を主体的に生きる、自分を幸せにする
本書の終わりの方には、「イヤなことをやめる、そうして少しずつ手放していって、空いたスペースを好きなことで埋めていく。」と書かれていました。
もし、いま自分は不幸だと感じている方がいましたら、実践することで、日々に幸せを取り戻せると思います。
他にも、「自分の理想とする人生の決め方は一つ。「自分はどうしたいのか」のみ」など痺れる言葉が沢山です。
人任せにせず、自分の幸せには責任を持つ。主体的に生きることは大切ですし、何より楽しいです!
子育て中の人にも、そうでない人にとっても、ぜひ手に取ってみてください。