あなたの幸せ、なんですか？
読み終わってそう考えさせられる一冊。
帰省中に本を読みたいなと思い、友人からおすすめしてもらった小説です。
旅と猫がお好きであれば、楽しめると思います！
ストーリー
主人公は野良猫の「ナナ」。
オスですが、人間「サトシ」が昔飼っていた八の字もようの猫「ハチ」に似ていたので「ナナ」に命名。
猫好きで優しい「サトシ」の猫になると決めた「ナナ」ですが、サトシの事情で引き取ってくれる友人を探す旅に出ます。
会うのはサトシの小学生の頃に一緒に「ハチ」を見つけた友人や、一緒に「ハチ」に会うため修学旅行を抜け出してくれた友人。
高校や大学でも、優しいサトシは友人たちの心に残っています。
さて、ナナは無事あたらしい飼い主に出会えるのか。そして、サトシのやむを得ない事情とは！？
サトシの優しさともに、謎やわだかまりが少しずつ溶けていくような内容です。
感想
ポイントは、猫が主人公ということ。
なので、フィクション感がおおありの小説なのですが、友人にすすめてもらったとおり、読み終わる頃には号泣。翌日目がはれるほど泣いてしまいました...。
幸せってなんだろう。
意外とささやかなことで得られるものだよね、と改めて自分の幸せや豊かさを感じさせてくれる物語です。
最近泣いてないなあという方。
幸せってなんだっけと思った方。
そして、旧友に会う旅と猫が好きな方におすすめの一冊です。
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調べてみたら、作者の有川浩さんは女性とのこと（常識！？）。
お名前からかってに男性だと思っていました～。
図書館戦争シリーズなど、他にも人気作品がある方なので、ぜひ読んでみたいと思います！
