昨日に引き続き、著名なインテリアデザイナー、テレンス・コンランの著書についてです。今日ご紹介するのは、『スモールスペース(新装版)』。
本の名前の通り、小さな空間のインテリアについて書かれた本。どのお家も小さくて狭い日本にピッタリです。
何を捨てるか
小さな空間を住まいとするには、必要のないものはできるだけ処分しなけらばなりません。そうしないと、部屋のなかがゴチャゴチャになり、狭い空間がより狭くなるだけだからです。
物を処分するため、「何を捨てるか」についてこちらの本に書かれていたので引用します。
1.罪の意識を感じさせる物
欲しくなかった贈り物や、衝動的に買ってしまったもの。
勉強になったのは、「こうしたものがあなたの生活から消え去ってしまえば、面白いほど素早く罪悪感も消え去ってしまう」というくだり。たしかに!
2.使い古した物、長いあいだ壊れたままの物、新しく取り替えた物。
長く手入れをして使うことは美徳だけれど、「今日では、技術が変化するペースに合わせて、消費プロセスの中に一定の無駄が組み込まれている事実を受け入れることも重要である」とのこと。確かに、環境も自分もどんどん変化するもの。消費することを恐れてはいけないと思いました。
3.ほとんど使わない物。
一時的に熱中してもう使わないもの。キッチン用品についての例が書かれています。ブームにのって買ったキッチン用品なんかは、ここに分類されそうです。
4.まさかの時のためにとってあるような物。
「買い物袋やひも」といった実用的な価値があまりないもの。ひも…たしかに普段は使いません。必要なときに買えばいいのかも。でも、使うときもあるんですよね…。思い切って断捨離したいものの一つです。
5.何の役にも立たない書類。
「レシート、保証書、もう使っていない製品のマニュアル、雑誌のバックナンバーやちらし、古新聞」など。紙ものってどうしてこんなに増えるんだろうというくらい、気がつくと増えています。受けとった瞬間に、分別する瞬発力が必要。そして、定期的な見直しも。
▼美しい本ですが、実用本としてもとても参考になります!
「部屋が狭い」というのは多くの方が感じていることだと思います。その効果的な解決策は、ズバリ「捨てる」こと。美しいインテリア写真で、捨てへの気持ちも上がる素敵な一冊です。
狭くても、すっきり暮らしたい方へ。参考になるブログテーマ。
余分なモノを手放して、すっきり暮らすヒント。