断捨離を進めていると、なかなか捨てられないモノがでてきます。壊れてはいないけれど、いまの家や生活にはあわず、使わないままになっているモノ。
こうしたモノが、自分自身をあらわすということを最近実感することがありました。
目次
片づけについてのポッドキャストを発見!
最近、家事をしながらポッドキャストを聴いています。ポッドキャストとは、スマートフォンなどでいつでも聴ける、ストリーミング形式のラジオ番組のようなものです。
興味のありそうな番組を探していたら、片づけで有名な近藤麻理恵さんの講座でコンサルタントになられた、二人のアメリカ人女性のポッドキャストを発見。
そのうちのエピソード3で、ゲストのドロシーさんが話されていた内容がとても興味深いものでした。
▼エピソード3
Spark Joy: Ep 3 | Face Your Stuff with Dorothy The Organizer
▼今では世界中で有名になった「こんまり」こと近藤麻理恵さんの著書
ガラクタは、その人のことを語る
ポッドキャストの中で、ゲストの方が話していたことがとても興味深く、おもわずぐっと引き込まれます。それは、ガラクタはあなたのことをよく語る、というもの。実際にモノがしゃべるわけではないけれど、その人のことをよくあらわしている、という内容しでした。
興味深かったのは、ドロシーさんが片づけコンサルタントとしてある女性のお家にうかがった際に、お家が元夫のモノであふれていたというお話し。家が汚くなっていったのは元夫と別れた9年前から、体重が増えたのも9年前から…と、離婚がさまざまな問題の原因になっていました。その女性の場合、ガラクタは元夫への未練やこれから先また結婚できるだろうか、という不安をあらわしていたのだと思います。
「過去への執着」と「未来への不安」
近藤麻理恵さんの著書によると、捨てられないモノには「過去への執着」と「未来への不安」が関係しているそうです。まさに、さきほどの女性が、別れた夫という過去に執着し、これからまた素敵な人に出会えるだろうかという未来への不安を持っていました。
つい先日私が手放したモノも、まさに「過去への執着」と「未来への不安」をあらわしていたことに気づき、ガラクタは確かに語る! と感じています。
▼一時保管場所を処分しました
【断捨離】モノの一時保管場所をなくした3つの理由 - Love my life
ガラクタが語ったこと
先日一時保管場所を撤去して、一緒に手放したガラクタたち。しばらく捨てることができずにいたモノたちです。
1 中学生のときにプレゼントしてもらった掛け時計
一つ目は、掛け時計。中学生のときに、部活の皆から誕生日プレゼントとしていただいたもの。文字盤には星座が描かれており、夜になると蓄光効果で針が光ります。
部活の皆からもらったときの嬉しさが忘れられず(過去)、もしかしたら娘が使ってくれるかもしれない(未来)という思いから、なかなか手放すことができませんでした。
でも、いま現在に目を向けると、置く場所もなく、娘が使う保証もありません。「いま」、という時間にフォーカスをして、ついに手放すことができました。
2 一人暮らしのときに飾っていたフォトフレーム
二つ目は、姉からお下がりでもらった木製のフォトフレーム。こちらは一人暮らしを満喫していたときのモノです。このフォトフレームを見ると、始めて一人暮らしをするワクワク感や、一人インテリアを楽しんでいた時間がよみがえります。
こちらはサイズが大きめで、気軽に飾れるものではありません。重さもあるので壁掛けにするにも難しく、長らく一時保管場所に入れて置いたモノ。やはり「いま」には合わないモノなので、処分することにしました。
3 一人暮らしのときに使っていた琺瑯の石けん置き
三つ目も、一人暮らしを始めてから購入したもの。琺瑯の石けん置きです。
この琺瑯の質感、清潔感がとても気に入って、洗面所と台所用と2個も持っていました。ですが、経年劣化か脚の部分がサビるようになり、手入れが必要になるように。頻繁に手入れをするのが難しいので、二つとも処分することにしました。
こちらも過去に一人インテリアを楽しんでした記憶、自立したときの嬉しさが思い出されるアイテムです。ただ、未来への不安はあまり感じないものだったせいか、他の二つより早く捨てることを決断できました。
身のまわりのガラクタをよくみてみる
ポッドキャストで、ドロシーさんは自分のまわりにあるモノたちを、よく見るように話されていました。
普段の生活では見るどころか、できるだけ見ないようにしているガラクタ(汗)。ですが、このガラクタをよく見ると、自分のことを深く語っているのに気づきます。私の場合、過去の楽しかった思い出がモノへの執着になっていたことがわかりました。
もし身のまわりに捨てられないもの、溜まっているものがありましたら、一度手に取ってご覧になってみてください。どうしてそれが捨てられないのか、自分の「過去の執着」や「未来への不安」が関係していることに、気づくかもしれません。
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