皆さん、こんにちは。
今日は、先月ご紹介したボーク重子さんの新刊について、レビュー後半です!
そう遠くない将来、子育てや会社を卒業するとき、
「私の人生って何だったんだろう!?」と
思うのが怖くなることはありませんか?
私がまさにそうで、子どもが小学校に入る少し前から
なんとなく人生に焦りを感じ始めていました!
こちらの本には、そうならないように生きる
30のルールが書かれています。
今年最初に書かせていただいた、
『子育て後に「何もない私」にならない30のルール』
今日は、Part3の人生編からご紹介します♪
▽レビュー前半
【本】『子育て後に「何もない私」にならない30のルール』(前半)自分のものさしで子育て人生は変わる! - Love my life
【PART3】人生編 自分の人生を生きるためのマインドシフト
子育てしながら自分の人生も生きる覚悟を決めたら、
5つのマインドシフトが必要。
その一つ目が、「働くママの子はトクをする」です。
13 働くママの子はトクをする
ずばり、「働くママの子どもは可哀そう」から、
「子どもを預ける方がお得ですよ」に変わるマインドシフト。
2015年にハーバード大学が発表した研究では、
世界29か国、10万人の働く母親の子どもを対象にした結果、
働く母親の子どもは、
従来の男女の役割にこだわらないということがわかりました。
ワーキングマザーの息子は、将来家事をする時間が、
専業主婦の息子よりも8.5倍多くなっていたそう。
娘の場合は、管理職に就く割合が高く、年収も高かったそうです♪
▽研究について書かれた記事
ちなみに、上記のような違いはありますが、
子どもの幸せについては、
母親が働いていても働いていなくても変わらないようです。
ホッ。
Why Working Moms Raise Great Kids | by Robert W. Locke | Live Your Life On Purpose | Medium
また、立命館大学の研究、
「保育所における一時保育を利用した母親の意識調査」では、
子どもに精神的な成長が見られたり、意欲や積極性が出てきたとのこと。
母親においては、安心して仕事(用事)ができるようになった、
精神的なゆとりができるようになった、という結果が出ました。
この、「母親の精神的なゆとり」って、
子育てにおいてなによりも一番大事なことだと個人的に思います。
命という、とてつもない大きな存在を任されたプレッシャーは、
想像以上に大きいです。
精神的に余裕があれば、自分をいたわることもできますし、
余裕がでることで、子どものことももっと大切できると感じています。
イライラって、結局自分の余裕のなさからくると、
私も日々感じているので(笑)、
心の余裕がないと感じたら、
どんどん一時保育を利用してほしいなと思います!
ちなみに、私が東京にいたときは、
子育て支援センターの一時保育を利用させていただいたり、
保育園での一時保育をお願いしたことがありました。
登録だけで利用したことはありませんが、
地元の登録ボランティアの方によるファミリーサポート事業も、
各地にあると思います。
▽東京都江東区だと、その他にも色々な子育てサービスが♪
自分自身の用事であっても、
子どもと少し離れて自由な時間がもてると、心の余裕がうまれて、
子どもとの時間もより気持ちよく過ごすことができます。
そして、帰ってきた子どもに、
「一時保育どうだった?」と聞いて、話が弾むのも楽しい思い出です。
14 人生には「いい波」を見送るときもある
マインドシフトの二つ目は、
「チャンスを見送るときがあってもいい」ということ。
現代は、女性が仕事も家庭も両立できる時代。
だからこそ、仕事を優先するか、子育てを優先するか、
という選択に悩むことがあります。
私自身は組織に属していないので、このジレンマは少ないけれど、
組織で働いているお母さんたちにとっては、毎日が葛藤なのかもしれません。
特にこのコロナにおいては、
子どもの微熱でも学校を休まなければならなかったり、
仕事の予定が大きく変わってしまいます。
なので、組織に入ってお仕事をされている方にとって、
このマインドシフトの効果はとくに大きいと感じました!
結婚し出産すると決めた時点で、私は自分の時間とエネルギーを自分以外の人と分けることを選びました。
でも私はそれで何を失ったのでしょうか?
経済的にはギリギリだったけど、少しずつでも前進し続けた私には子育て後に爆発できる自分がいまいした。
娘とのかけがえのない時間、そして自分のキャリア。いつ、どこに、どれだけの時間とエネルギーを使うか?
女性だからこそ自分のものさしで選べるのではないでしょうか?
そうなんですよね…。
子どもとの時間は限りがあって、
毎日会っていても子どもは日々成長し、
自立に向かっています。
その間やりたい仕事が最大限にできなくても、
それは決して損失ではなく、
子育てしながら過ごした人生の宝物。
今、自分が思い描くような活躍ができなかったとしても、自分を止めずに少しずつでもいいから前進していれば、そのチャンスは必ずまた巡ってきます。
失うものもあるけれど、得るものもあります。
そしてそれは決して繰り返されることのない喜びに溢れた時間です。
歩みを止めなければ、いつかたどり着ける!
重子さんの言葉の中でも、特に私が好きなメッセージです。
15 全てを与える事がベストではない
三つ目のマインドシフトは、
「すべてを与えることが最高」から
「すべて与えられないからいい」へのシフトです。
子どもって、手をかければかけるほど甘えるし、
できないことがそのままになってしまいます。
前回の感想では、子どもと水のことを書きました。
【本】『子育て後に「何もない私」にならない30のルール』(前半)自分のものさしで子育て人生は変わる! - Love my life
いつまでも水をコップにいれてあげていたら、
子どもは自分からコップをとって蛇口をひねり水をいれて飲む、
ということをしなくなってしまいます。
やってしまいたい気持ちを抑えて、自分でするように促していたら、
あっという間に一人で水でも牛乳でも注いで飲めるようになっていました。
(当たり前すぎのお話ですみません…)
親は意識して子どもを放っておく。
なんでも手をかけるのではなく、自分でできるように促すことが、
結局は子どものためになります。
習い事だって、なんでもやらせてあげるより、
どれを習いたいのか、なぜ習いたいのかを一緒に考えて選ぶ方が、
子どものやる気が違うようです。
すべてを与えられないことは素晴らしい
「子どもの願いが叶えられない」状況こそが大事な教育機会になり得ます。
こうした経験を通して、子どもは社会性を学んだり、自立心を持つようになっていくのです。
その通り!
どんどんマインドシフトしていきましょう!
また、ママにはママの人生がある、
働いているママに自分も協力しているんだと知ることで、
子どもも達成感を感じる、と書かれていました。
子育てする中で、私も感じていたこと。
それは「子どもだって一人になりたいときがある」ということ。
集中してなにかに取り組んでいるとき、
頭の中で大好きなポケモンの映画を作っているとき(笑)、
子どもは一人で思い切り遊んでいます。
大人もそうですが、離れているからこそ変化や成長に気づけることも。
そして、小さな子だって一人にしてほしいときがある。
こんなマインドシフトができれば、
働くママも、そうでないママも気が楽になりそう!
16 夫は「共感」と「時間」の投資をする
四つ目のマインドシフトは、夫について。
「お手伝い要員」から「パートナー」へのシフトです。
ありがたいことに、夫は子育て家事と何でもやってくれる人。
というのは、私は料理も得意ではなく、
どっちかというと不器用だから(笑)。
気づいたら、料理も家事も育児も、
夫が率先してやってくれるようになりました。
逆に、器用でなんでも効率的にできてしまう女性は、
家事でも育児でも一人でやってしまいがち。
夫に頼むより、自分でやってしまったほうがラクという方も、
多いのではないでしょうか。
時間を投資しておかないと、たとえば、子どもが育ってから子どもとの関係がうまくいかなかったり、妻との関係も冷え切って熟年離婚、孤独な老後などの暗い未来が訪れます。
15年位前に「熟年離婚」という言葉が、
社会現象になったのを覚えていますか?
いまでは、家事や育児をする男性も増えてきました♪
妻だけでなく、子どもとの関係も良くしていけるよう、
ぜひ「時間の投資」をしてほしいと思います!
(あと、夫への感謝の投資も…♪)
そして、「妻のキャリアはリスクの分散」になる。
コロナで、いま様々なお仕事の形態が変わっているなか、
どの職業も永遠に安定している、なんてことはなく、
いつどうなるかわからない時代です。
私自身も夫の転勤が1回、2回とくりかえすにつれて、
夫ひとりに経済的なプレッシャーを負わせたくない、
と思うようになりました。
そのとき、もし『自分が倒れても妻の収入がある』と思えたら、どれだけ気持ちが楽になるでしょう。
そして、それは妻だけの問題ではなく、夫婦の問題であり、家族全体の問題です。
夫がお金だけでなく、共感と時間を投資することで、
将来的な家族の経済的リスクが大きく変わってきます。
夫妻どちらにとってもWIN-WINな、
メリットの多いマインドシフトだと感じました♪
17 子どもに「仕事の話をする
五つ目のマインドシフトは、
「子どもと自分。どちらが大切か」から「子どもも自分も大切」です。
じつは私もつい先日、子どものお迎えが遅れてしまい、
いつも一緒に帰るお友達が、
その日はいなかったということもあって、
「お母さんにとって、子どもは大切じゃないの?」と
娘に泣かれてしまったことがありました…。
理由は、仕事の〆切が迫っていてバタバタしていたからなのですが、
今が本を読んだ知識を使うとき! と思い、
「○○ちゃんも大切だけど、お母さんも今仕事が忙しくて。
いつも待ってくれてありがとうね。」 と話してみました。
子どもは宝物、本当に大切で大好きでかけがえのない存在です。
でも、お母さんにはお母さんの人生がある、
だから私もあなたを応援するし、お母さんのことも応援してね、
とお願いしました。
それからは、少し意識が変わったようで、
私の仕事が終わったときには、「おめでとう、がんばったね!」と、
ねぎらいの言葉までかけてくれるように…(涙)。
子どもも親と自分の人生を切り分けることで、
親子ともに、精神的に成長できてきた気がしています!
ボーク重子さんも、お嬢さんのスカイさんが、
仕事において大切な仲間だった、と書かれていました。
家族が自分の仕事においても大切な仲間って素敵です。
子どもは真っ直ぐに物事をみていて、
相談をしてみると思いがけず良いアドバイスをくれることも。
なにより、子どもから頑張ってといわれると、
嬉しくなって頑張れてしまう自分がいます♪
本書に書かれている通り、
失敗談も積極的に子どもに話して親子で成長していきたい!
縦ではない、横の親子関係って素敵です♪
Part 4 家庭編 早いうちから「サステナブル夫婦」になる
誰かと一緒に生きていく、と決めたらその人は人生のパートナーです。
自分らしい生き方を可能にしてくれる可能性のある大切な存在です
18 幸せに妥協する
結婚したばかりの頃はよくわからない「妥協」という言葉(笑)。
つまり、夫婦は両者が程々に負けて、程々に勝つのが、
長い目で見ると良い、ということです。
どちらかが勝ってしまうと、
もう片方は負けてしまい問題を引きずってしまいます。
だから、幸せに妥協する、が夫婦仲の維持には大事。
お互いにちょっと負けて、ちょっと勝つ。
これがサステナブルな関係の秘訣です。
夫婦でもチームでも、ひとり勝ちはなし。
だから、ぜひ夫婦はWIN-WINでいきましょう♪
19 「感情」ではなく「論理」で伝える
はい、私も以前は「感情」(だけ)で生きてきました(笑)。
ですが、ボーク重子さんのコーチングをうけて、
それじゃいけないと気づき、変わってきたのを実感しています。
自分自身を客観的にみつめて、いたわり、心に余裕ができると、
気持ちが落ち着いて論理的に考えることができる。
なので、夫に不満があるときは、
怒るのではなくて、「○○だと××だから、こうしてくれたら嬉しいな~♡」
くらいできるようになりました(笑)。
人と事は、そもそも別もの!
物事がこうだからといって、簡単に家族を嫌いになることはありません。
感情的になるのではなく、
単純にその「事」をこういう「理由」でこう変えてほしい、
と論理的にお願いすることで、
変えてくれる可能性が高くなる。
なにより、感情的に不満をぶつけなくて済むので、
自分の気持ちが良いです♪
20 夫を説得する最強の方法
感情は感情しか伝わらない
ここで紹介されるのは、PREP法というプレゼンスキル。
Problem(問題)まずは問題だと思うところを挙げて、
Reason(理由)つぎになぜそれが問題か理由を伝える
Example(例)そして問題解決の具体例を挙げて、
Problem(問題)最期にもう一度問題に触れる。
この流れで相手にプレゼンすることで、
解決策と問題点の関係を印象づける、というスキルです。
私も何か気になることを変えてもらいたいとき、
お願いごとがあるときに、
問題とその理由を伝えて、例えや解決策を提示し、
そうすることで得られるメリットも伝えたりするようになりました。
感情だけで話さないこのスッキリ感、やみつきです(笑)。
また、本の中で、重子さんの意見交換会に参加者された方の、
素敵なプレゼンが紹介されていました。
問題解決をしたいことは、ご本人(妻)の仕事への復帰。
それを、理由とともに、
次のようなメリットがあるとパートナーに伝えたそうです。
(1)ソーシャルキャピタル(人的財産、ネットワークなど)が増える
・仕事をすることで自分の人脈が増える
・子どもの役に立つかもしれない人との出会いがある
・自分の人脈を通じて、子どもが多様な人に触れる機会を作れる
(2)カルチャーキャピタル(家庭の文化財、家にどれだけ本があるかなど)が増える
・自分が勉強することで、家の中に資料や情報が増える
・自分が家で勉強することで、自然に家庭の中に勉強する環境ができる
ここまでメリットを考えていなかったので、
私も目から鱗が落ちました。
親が働くことで、子どもにも色々なメリットがありますね!
21 夫を最大の「仲間」にする
「自分のものさし」を持ち、「自分の正解」を見つけたら、自信を持ってその生き方を貫いていく。
そのときに、必要になるのが人からの助け。
育児と仕事を両立させるには、一番身近な人である、
パートナーの助けが必要になってきます。
本書に、夫は「一緒に生活する『仲間』」と書かれています。
夫は子育てでも、普段の生活でも、
人生をともにする大切な仲間だとあらためて感じました♪
22 「ついで夫」にするための三原則
最初、この「ついで」という言葉をみたとき、
すぐにはわからなかったのですが、
名もなき家事をこなす、「ついで」というマルチタスクのことだそうです。
確かに、家事にはありとあらゆる名もなき家事がありますよね…(涙)。
・掃除機をかけるついでに、テレビの上にたまった埃をとる。
・子どもがとりきれなかった食べ物のくずを、テーブルを片づけるついでに拾って捨てる。
・お皿をあらったついでに、コンロのまわりを拭く。
・買ってきたものをしまうついでに、果物などのビニール袋をはずす。
・ペットボトルや瓶を洗うついでに、ラベルをはがす。
など、小さな名もなき家事が一日の大半をしめていることも!
自分の時間を守るためにも、「ついで家事」を家族とシェアできたら最高。
ちなみに、「言わなくてもわかるでしょ」をやめる、の項に書かれていたことが、
あまりに我が家に当てはまっていたので笑ってしまいました。
それは、
「極端な話、男性は『醤油の瓶が勝手に歩いて、冷蔵庫に帰ってくる』
と思っているんです」というところ。
ちょうどその頃、
夕食後にテーブルに残ったままの醤油ボトルが気になっていたところで、
思わず苦笑。
そして、家族に食器を片づけるときに、
醬油も片づけてね、と繰り返し伝えたところ、
醤油はちゃんと元の場所に戻ってくれたのでした(笑)。
ちなみにボーク重子さんは、
靴下が丸まっているのを洗濯のときに伸ばすのが嫌いだそう。
わたしは洗濯後たたむときに伸ばしてしまうので苦ではないのですが、
トイレットペーパーの芯を捨てるのが本当に面倒。
でも、新しく補充するのは平気です。
それまで、芯だけ残っているのを見るのが本当に嫌だったのですが、
芯なしトイレットペーパーに変えたところ、
トイレ時間が苦ではなくなりました♪
自分でやってしまった方が楽だし、早いのはわかります。
でも、『本当に直してほしい部分』『やって欲しい部分』においては、
こちらも根気が必要。
本書を読んでから、自分が嫌なこと、
それほどでもないことに気づくようになり、
嫌なことには何度もやり方を伝えてお願いする。
やってくれたら喜ぶ、
と家事が上手くまわるようになってきて嬉しいです!
そして、やってくれたことに完璧を求めないことも大切。
妻・母はできてないところについつい目がいきますが(笑)、
やってくれたことに感謝する。
そうすると、次もやってくれる、という好循環がうまれます。
23 「逆モチベーター夫」との付き合い方
小説やマンガにでてくるような、妻の自己肯定感を下げる夫、
現実世界にもいますよね。
どうしてそんな人と結婚したの!?
と思ってしまいますが、夫婦はなかなかに複雑な人間関係。
一番身近な人が夢をもっていたり、目標を達成していると、
そうでない人は足をひっぱってしまうのかもしれません。
我が家の場合、夫が無口な人なので、
あまり暴言で喧嘩になることはないのですが、
質問に質問(「~どうしたの?」と聞いたら「なんで?」とか)で返されると、
私も否定されたような気がしてムッとします。
(器が小さい…)
そんなときは、具体的に言葉で説明してほしいとお願いしています。
人を変えるのは本当に難しいことだから、
お願いという形で根気よく伝えていくしかないですね。
そして、夫にも私の変わらないところを受け入れてくれることに感謝です!
24 パートナーチェンジも選択肢
そして、根気よくお願いしても相手に変化がなかったとき…。
そのときは、
人間関係を大きく変える決心をするときなのかもしれません。
子育てをしている間は、
お互いあわただしくてバタバタしていても、
子育てが一段落ついたら、
今後はお互いに向かい合う時間が増えます。
そんなとき、相手が自分の夢や目標を馬鹿にしたり、
応援してくれない人だったら…。
自分をまもるためにも、
パートナーチェンジが必要な場合もあるかもしれません。
我が家は、夫が柔軟な人で、
色々あわせてくれたり妥協してくれるので、
本当にありがたいし、良かったなと思います。
(私がマイペースなので助かります!)
結婚相手に求める第一条件は、
「柔軟な人」「一緒に変わっていける人」なのかもしれません。
Part 5 選ばなかった人生を後悔しないために
自分の人生を生きるのに誰の承認もいりません。
必要なのは自分がどう生きたいかを見つめること。
そのためには自分を親から解放し、子どもを自分から解放することです。
親、とくに母親の影響は、個人的にとても大きいと感じています。
なので、子どもに対しては親として、縛らずに良い影響をあげたい。
言葉の影響は大きいです。
良い言葉がけをしていきたいですね!
25 「選ばなかった人生」に呪われるな
私たちは幸せになるために生きています。
そして生きるために選びます。
私たちがその時々に決めることは、自分にとって幸せになるための最適最良の選択です。
この「幸せになるために生きている」という言葉。
とっても励まされます!
世界でも、日本でも、
いろいろなところで考えや方法の違いで衝突があったりしますが、
どの人もなりたいことは同じ。
自分自身が幸せになり、人の幸せを応援できるようになったら、
本当に素敵な世界になるんじゃないかなと想像しています♪
先生のせいで、親のせいで、国のせいで、と人のせいにして、
「自分が選ばなかった人生」に呪われ続けなくてもいい!
本書にも、人生は長くなり、
これからは「選ばなかった人生」を生きるチャンスはいくらでもある、
と書かれていました。
人のせいにしないで、自分の人生を楽しく堂々と生きましょうー!
26 親の呪縛から自分を解放する
私が彼ら、彼女らに伝えたいのは『親が悲しむのはあなたのせいではありません』ということ。
親ががっかりするのは親自身の問題。
親になってみて気づくのは、
気分の浮き沈みは親自身の問題であるということ。
子どもが笑顔で幸せでいてくれされすれば、
じつは問題なんてないのかも。
ボーク重子さんのエピソードを読むと、
お母様は子育てのとき罪悪感を感じられていたのかな、と感じました。
というのは、私自身も親としてしてあげられなかったことに罪悪感を感じてきたから。
でも、子どもの幸せは子どもがつくっていくもの。
子どもを大好きな気持ちや応援する気持ちがあれば、罪悪感は必要なし!
本書では、重子さんのお母様からの言葉が素敵でした。
もし私の思うように重ちゃんが生きたとして、重ちゃんが幸せじゃなかったら私はその責任をどう取ったのだろう。
きっと取れなかった。
今はこうして重ちゃんが幸せに暮らしているのが幸せ。
素敵なお母様です!
27 子供は親のコピーじゃない
子どもの頃から今を振り返ると、
やはり母親の影響が大きいなと感じます。
母親が、私のためを思っていってくれた言葉、
なにげなく日常で繰り返していた言葉。
私の人生で、いまだに影響力の大きい言葉がいくつかあります。
それは、良くも悪くも私をしばったり、応援してくれたり色々。
母親自身はいまだにとっても元気で、
スポーツの試合にでたり、好奇心を持って旅行を楽しんでいて、
言葉もそうだけど、親がこどもに見せる背中が、
じつは私にとって、とても元気や勇気をもらえる姿。
親の影響は良くも悪くも、とても大きなもの。
だからこそ、良い影響だけ受け取れるように、距離を保っても大丈夫!
どんなに寂しくても、
「親の人生」と「この人生」を切り分けなければならない場面は必ず訪れます。
寂しいけれど、それが真実。
私自身が精いっぱい幸せな人生を生きることが、
子どもの幸せにつながれば、これ以上嬉しいことはありません。
28 子供を通して自己実現してはいけない
子どもの習い事に関しては、ちょっと私の理想がはいってます(笑)。
ですが、楽しく通ってくれているようなので、
やりたいと言ってくれているうちは、続ける予定です。
こういう言い方は酷かもしれませんが、どんなに子どもが立派でも、それはあなたの人生ではありません。
潔くて格好いい!
ちなにみ、ボーク重子さんの娘さんのスカイさんは
「全米最優秀女子高生」を受賞されています。
なので、重子さんは「全米最優秀女子高生」を育てた母親、
と紹介されることが多いそうなのですが、
逆に「『全米最優秀女子高生』に育てられた母です!」
と自己紹介されるそうです(笑)。
ユーモアもあり、柔軟な考えで素敵だなと思います♪
精神的に親から自立し、やがては経済的にも自立していく。
それが子育ての目標です。
子どもが生まれたその日から、自立へのカウントダウンは始まっています。それが子育てです。
親の人生と子どもの人生を切り離して考える。それは、子どもが自由に「自分の人生」を探索し、自ら生き方を選んでいくために必要なことです。
人はそれぞれ自分が幸せになるために生きているのであって「誰かを幸せにするため」に生きているのではありません。
「誰かのため』ではなく、「誰かに幸せにしてもらう」のでもなく、まずは自分を幸せにする。
セルフケア、セルフ・コンパッション!
人生を幸せにする大切なスキルです。
以前ブログでは、こちらの本を紹介させていただきました。
【本】『お母さんの自己肯定感を高める本』(前半)親が幸せになってはじめて子どもも幸せになれる - Love my life
こちらの最後の方に書かれていた、
セルフ・コンパッション(自分に対する思いやり、慈しみ)のワークが
とてもパワフルで、試してみたその日から、
自分に対する気持ちが優しくなりました♪
子どもに幸せになってほしければ、
まずは自分で自分のことを幸せにする。
子育て世代の鉄則といっても良いかと思います(笑)!
29 子供以外に必要な生きる理由
まさに、本の表裏の帯に書かれているメッセージのこと。
▽
何もない私に「老後」は長すぎる。
そして、空の巣症候群 …恐ろしいー!
日に日に成長している子どもをみていると、
この子が家を離れていくときはそう遠くないと実感します。
言い訳の大元である子育ては案外あっというまに終わります。
あなたにとってのモチベーター(モチベーションをくれる人)は誰ですか。
ぜひ、あなたに元気や勇気をくれる人を見つけてください。
ボーク重子さんの子育てコーチングを受講して良かったことの一つは、
同じ思いを持つ仲間に会えたこと。
ひとりじゃ難しい行動も、仲間と一緒なら楽しく進むことができます。
子育てが一段落したときのために、今から仲間づくりしていきたい!
30 「パッション」があなたを幸せにする
自分を幸せにすること、生きる理由、それがパッションです。
自分を自然と笑顔にしてくれて、周りから見たら大変そうなことがまるで遊んでいるように楽しく、努力が努力に感じられない。
自分からすると、自然すぎて努力に感じられないこと。
それがパッション。
私自身は、英語をはじめ語学が好きで、
最近は、洗濯物をたたみながら毎朝NHKのBSニュース番組をみています。
(重子さんに、記事やニュースを見ることをすすめられたことも大きい(笑))
英語以外はほぼ内容はわからないのですが、
色々な言語を知るのが好きなので、
敢えて通訳の音声をオフにして聞いています(笑)。
でも、ぜんっぜん苦じゃありません。
そういったものが、その人にとってのパッションなのかなと思います。
章の最後のほうには、重子さんからの質問がありました。
・子どもの頃にやりたかったことは何ですか?
・絶対に失敗しないとしたらやりたいことは何ですか?
・あなたを自然と笑顔にすることは何ですか?
・これが手に入ったらあとはもう何もいらないと思うのは何ですか?
私の場合は、それぞれ、
・世界中の人と友だちになる。世界一周。先生になる。アイスクリーム屋さん(笑)
・世界中のたくさんの人を幸せにする。世界一周!
・学ぶこと。自分の得意なことで人が喜んでくれること。
・家族との幸せと、経済的自立。募金をするだけでなく、基金を作りたい! という大きな野望も…♪
「自分らしい最高の人生」を生きる最初の一歩は、自分の心の声を聞くこと。
自分と対話して掘り下げる、
セルフコーチングやコーチングは、
今後ますます必要なスキルになっていくと感じます。
おわりに
重子さんからの、最後のメッセージも素敵でした。
自分の人生を生きるのに本当に必要なのは勇気じゃありません。
それは愛。
自分に対する愛、子どもに対する愛、そして自分を支えてくれる人への愛です。
じつは、行動が苦手なわたし。
一歩を踏み出すには「勇気」が必要と思っていたのですが、
勇気より「愛」というお話しが、とても腑に落ちました。
自分を産んで育ててくれた親への感謝や愛、
私たちのもとに生まれてきてくれた子どもへの愛、
そして仲間たちがいるからこそ、
自分も幸せになろう、と勇気が出てきます!!
レビュー後半は、印象的な項目だけにしぼって書こうと考えていましたが、
結局すべての項について書いてしまいました…♪
ボーク重子さんからの心からの応援と愛、パッションがつまった、
読むだけで終わらせず、
行動したくなる力強いメッセージがつまった一冊です。
長くなってしまいました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪
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お正月にブログをかいてからしばらく間があいてしまいました。
その間なにをしていたかというと、
翻訳のお仕事をさせていただいていました。
元々は、英語学習サポートのお客様からの翻訳のご依頼。
これまで翻訳の勉強を本格的にしたことがなかったので、
色々と考えていたのですが、
今回はっきりとやりたい道が見えてきました。
私は読んだり書いたり、言葉が大好き!
通訳は難しくても、翻訳は面白いと感じています。
力不足もあり、翻訳は集中力がとても要るのですが、
なによりお客様、尊敬するアーティストの方々の
お役に立てることが何よりも光栄で嬉しくて、
そのことが、私にとって大事なことなのだと気づきました。
さじを投げずにご依頼を続けてくださったおかげで、
少しずつ力がついてきたのも感じます♪
とても素晴らしい活動をされている方々とのお仕事、
こちらのブログでも、今後ご紹介できればと思います。
おまけまでお読みいただき、ありがとうございました!
どうぞ、よい一日をお過ごしください♪
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